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地域のみなさまに寄り添い、ともに考える
“より良い医療”を目指して

総合川崎臨港病院 院長

小田 一郎

超高齢化社会、人生100年時代をサポートする
総合的な医療体制の確立

我が国が直面している超高齢化社会。近年は「人生100年時代」と表されるようになりました。この時代に、みなさまがより良く健康に生きるためには、どのような地域医療のあり方が求められているのでしょうか。
現在は、先進的な医療を多くの方に提供できるようになり、進行期の病気の治療だけでなく、早期治療や予防によって健康寿命を延ばすことも可能となりました。専門が細分化され、すべての医療を一つの病院、一人の医師だけで担うことが難しい今の時代。地域の様々な患者さんに寄り添い、各所と連携しながら総合的な医療を提供する体制づくりが求められているのです。

より簡単に、確実に、安全に。
“より良い医療”を目指し専門性を追求した23年

私は、上部消化管(食道や胃など)の内視鏡による早期診断・早期治療の分野を専門として国立がん研究センター中央病院に23年間勤務し、多くの患者の診療および研究に携わってきました。また、熟練医であっても質の担保が難しいとされる内視鏡診断・治療をより簡単に、より確実に、より安全にする方法や機器の開発・改良も行ってきました。当時開発していたものは、現在地域のみなさまにも提供できる段階になっています。ほかにも、各分野で研究開発が進んでいますので、当院でも必要な医療をいち早く導入し、各所と連携しながらより専門的な医療をみなさまに提供できる体制づくりに力を入れていきます。
早く見つけて、早く治す。とくにがんの場合は、これがクリアできれば治療後の社会生活への影響がほとんどなくQOLを維持できます。しかし現在、2年に1度の胃がん検診受診率は約4割。国の「がん対策推進基本計画」による目標値の5割以上に達していません。みなさまの健康維持を目的とした、より良い医療のあり方を啓蒙してくことも、私の役割だと思っております。

地域のみなさまの様々なライフステージに寄り添い、
最善の治療をともに考えていく

地域のみなさまのかかりつけ医として、より良い医療を提供するために、私たち医療者は患者さんの一生をサポートする役割に徹し、患者さんとともに最善の医療を考えていくパートナーでありたいと考えています。総合病院として地域のみなさまの様々なライフステージに寄り添い、様々な病院、クリニック、薬局、福祉機関などと連携を取りながら、みなさまの健康で幸せな生活の実現をサポートしていきます。